関西ダンマサークルの報告2010.9


関西ダンマサークルの報告をさせていただきます。

◆9月19日(日)/アラナ精舎
 9:00 ~11:30 自主冥想 
11:30~12:00 耐震工事に向けて布団等の移動
12:00~13:00 昼休み
13:00~13:40 会議 
13:40~17:00 勉強会(参加者14名)

今回は“楽しさの障害物を除去する方法 落ち着くことのたいせつさ”の後半を聴きました。

前半は、「過去には『感情』『経験』『知識』の3つがあって(ほとんど感情です)、それぞれに『普通のもの』『役に立つもの』『役に立たないもの』『破壊的で自分を陥れるもの』があります。我々はこれらの過去が組み合わされて出来たフィルターに情報を通すため、事実に直接触れることが出来ません。過去が命令するものを決まったパターンで見たり聞いたりするので、素直に楽しめなくなる」というような内容でした。

<今回のまとめ>

我々の計画、夢、期待、希望などは、将来の具体的なイメージではなく、単に過去が将来として化けただけです。

例えば母親が息子を弁護士にしたいと思うのは、母が弁護士を知っていて、かっこいいと思っている。ここまでは過去。そしてそれを期待しているのです。

将来に期待することも苦しみの原因になります。

今を幸福に生きるには、過去の有効な側面である「経験」「知識」「感情」の「普通のもの」と「役に立つもの」だけをとって生かす。「無駄なもの」「破壊的なもの」は捨ててください。

過去の分類

<経験>  普通:箸を使うとか、風呂の使い方など、普通の生活に必要な
経験
有効:テクノロジー、修行、技術
無駄:万引き 
破壊的:犯罪(人殺し)

<知識>  普通:日本語が読める
有効:仕事に必要な学問 真理の勉強
無駄:生命に害を与える知識(生き物の捕まえ方) 楽観主義 
無駄な勉強(本もただ読んだではダメで、仕事、人生に役
立つものを選んで読む)
破壊的:戦争論 勉強して破壊主義者になる(勉強するとやりたく
なります)

<感情>  普通:優しさ 思いやり
有効:生命に対する慈しみ、憐れみ 確信 勇気 明るさ 与え
る気持ち
無駄:欲 怒り 無知 暗さ
破壊的:病的な欲 病的な怒り 病的な無知(全てを疑う極端な懐
疑主義:分かっていれば疑わない)

有効な6つの側面のみを選べるように常に落ち着いていた方がいい。常に落ち着いていることは幸福に生きるための欠かせない条件です。

過去は実在するものではありませんが、我々の生きる衝動になっているので、無視することは出来ません。無限に回転する妄想(=過去)を制御して幸福を獲得してほしい。

<終わり>

法話の後、法話や他の資料を参考に意見交換をしました。

★次回の関西ダンマサークルは10/24(日)にマーヤーデーヴィー精舎で行います。
お幸せでありますように  YO

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