関西ダンマサークルの報告2010.8


関西ダンマサークルの報告をさせていただきます。

◆8月22日(日)/マーヤーデーヴィー精舎
 9:00~12:00  自主冥想 
12:00~13:00 昼休み
13:00~13:20 関西運営会議
13:20~17:00 勉強会 (参加者18名) 
17:00~17:20 戒壇堂で読誦

今回は“楽しさの障害物を除去する方法 落ち着くことのたいせつさ”の前半を聴きました。

<内容のまとめ>

子供は純粋、過去がないから簡単に楽しめるのですが、大人は過去にひっかかって素直に楽しむことが出来ません。

過去は現実ではない「もののけ」です。このことを知っている人は前に進みます。過去を大事なもの、私達を守ってくれるものと思ってしまうと、前に進めなくなるし、幸福でなくなります。

過去は単純にまとめると3つです。割合の多い方から、俗世間では経験・知識・感情、仏教(実際)は感情・経験・知識です。感情・経験・知識のそれぞれに ①普通 ②役に立つ ③役に立たない ④破壊的で自分を陥れる ものがあるので、過去の情報には12のタイプがあります。

私達は見たり聞いたりする時フィルターを通すのですが、フィルターは12種類の過去の情報を組み合わせて作られています。そのため私達は事実に直接触れることが出来なくて、過去が命令するものを決まったパターンで見たり聞いたりしているのです

それで素直に楽しめなくなるのです。

例えば、悲しみにくれている人でも、隣で友達がダンスパーティーをしているなら参加すればいいのですが、過去の情報・フィルターに引っかかって参加しません。参加しても楽しめません。

また、楽しみが変わっていくのも分かっていません。「楽しみ」が生まれて消えると「悲しみ」「苦しみ」「落ち込み」が生まれて、「悲しみ」「苦しみ」「落ち込み」が消えると「落ち着き」が現われる。こういうパターンになっているのですが、これを知らないから落ち込んで変な事をします。

「経験」は「よく慣れていること」です。私達は慣れると飽きる、飽きることで楽しめなくなります。

「知識」「すでに知っていること」には、興味がありません。ですから知識があるほど人生は楽しくなくなります、素直でいられなくなります。

このように「経験」と「知識」は現実を妨げます。

「感情」は自分に適合するように現実を壊します。
実は感情があればテロリストです!

怒っている人は役に立たないように壊します。楽しむ人は楽しむために雰囲気を変えます。綺麗に花を植えたりして、自然を放っておかないで、人工社会をつくってしまいます。

過去から欲・怒り・慢等がよみがえって現実が見えなくなり、「今現在を生きることの安らぎ」を壊します。感情は私達に何もさせません。

<終わり>

法話の後、法話や他の資料を参考に意見交換をしました。

★次回の関西ダンマサークルは9/19(日)にアラナ精舎で行います。

“楽しさの障害物を除去する方法 落ち着くことの大切さ”の続きを聞きます。

過去の分析の続き、「将来」の実体が明らかに!将来は過去が作る副産物。
そして過去の処理方法について勉強します。

お幸せでありますように  YO

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