小部経典14-0:ニッデーサ

2010.11.7
 凡例


◎ テキストは、タイ版(Dhamma・Society)を、底本として使用。

◎ 和訳中の〔 〕と( )と“ ”は、訳者による付加。〔 〕は、本文の補足。( )は、前の語の説明。“ ”は、振りがな(ルビ)。

◎ [ ]内の数字は、底本記載の通し番号。


 用例


 [2]773.(766) 欲望〔の対象〕を欲しているとして、もし、彼の、その〔欲望〕が適うなら、たしかに、喜びの意ある者と成る――人は、〔まさに〕その、求めるところのものを得て。(1)


◎ [2]は、『ニッデーサ』記載の通し番号。

◎ 773. は、タイ版『スッタニパータ』記載の通し番号。

◎ (766)は、PTS版『スッタニパータ』記載の通し番号。

◎ (1)は、経中の通し番号。


 タイ版『ニッデーサ』は、訳者の管見するところとして、いささか厳密さを欠くテキストであるかの印象をもたざるをえませんでした。翻訳にあたっては、PTS版を参考にしつつ、原テキストの不備と思われる箇所を適宜補いました。訳者の判断で原テキストを読み替えたのですから、勇み足的に改変した箇所があるかもしれません。また、改変箇所を注記の形で別記するのが、学問的なルールということになるのですが、本訳業の主旨(学究者の参考のための試訳)から、その必要はないと判断しました。そこのところを御理解いただきたく、お願い申し上げます。

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